人気ブログランキング | 話題のタグを見る

さっそく企画展へ

2021年4月17日(土) 雨
国史跡五色塚古墳のあゆみ企画展示会を観るために
西神中央駅近くにある神戸市埋蔵文化財センターに行って来ました。
さっそく企画展へ_f0079749_18033726.jpg
雨模様でしたが、ワクワクしながら入ると・・・
3月にドローン撮影された五色塚古墳が上映されていました。感激!!
(葺石の雑草も綺麗な時期でホッとしました)
さっそく企画展へ_f0079749_18054365.jpg
《摂津名所地図》垂水村と山田村の間に五色塚古墳が描かれています。この地図は明暦3年(1657年)以降の成立と考えられ、現在知られている中で最も古い「五色塚」という記述の可能性を持つ資料
さっそく企画展へ_f0079749_18243699.jpg
よみがえった五色塚古墳
前例のない、巨大前方後円墳の復元整備の背景には、当時の文化財保護委員会(現文化庁)にいた考古学者・故坪井清足氏の着想がありました。
「遺跡の理解を深めるための復元整備」について思いをめぐらせていた坪井氏は、同じ頃、建設省(現国土交通省)で議論が始まっていた「夢の懸け橋(明石海峡大橋)」と、古墳の荒廃を嘆く地域住民の声を考え合わせ、「古代技術の粋を集めてつくられた五色塚古墳」を築造当時の姿に復元し、「現代技術の粋を集めてつくられる明石海峡大橋」を対比して見せよう、と考えました。
 発掘調査と復元整備にはさまざまな困難が伴いましたが、昭和50年、史跡公園として開園をむかえた五色塚古墳は、各地の史跡整備に大きな影響を与えました。今では年間3万人以上が訪れる野外博物館として、広く親しまれています。
さっそく企画展へ_f0079749_18450886.jpg
この展示によって、まるで五色塚古墳の墳頂にいるかのような気分になりました。
地元のNPO輝かすみが丘が、2006年から五色塚古墳を委託管理をしています。
日々の管理業務は広い古墳に生える雑草との闘いです(^_^;)
五色塚古墳の100年、素晴らしさを実感しました。


by kazuko821 | 2021-04-17 19:00 | ブログ
<< 春の古墳まつり’21 中止します 埋蔵文化財センター企画展 >>